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目が覚めると、そこは見知らぬ世界だった。 魔法少女リリカル☆なのは~NEXUS~ 第一話 『悪魔』 闇の書事件。ロストロギア、『闇の書(夜天の魔導書)』を巡る事件から一年が経とうとしていた。事件の中心人物だった 少女、八神はやては今では自力で歩けるまでに回復し(もっとも、まだ激しい運動はタブーだが)、家族である魔導 書の騎士達も、管理局の保護観察を受けながらも彼女と平和な日々を送っていた。 そんなある日の夜。 「今日はすき焼きやぁ。ヴィーダもお腹すかしてるやろなぁ」 「そうですね。あ、そうだ。帰りに皆のアイスを買っていきましょう」 「ええなぁそれ」 はやてと彼女の守護騎士の一人であるシャマルはゆっくりと鳴海市内を歩いていた。シャマルもまだあまり速く歩け ないはやてに合わせて気持ちゆったり歩いている。荷物は二人で半分ずつ。全部持つと言うシャマルをはやてが説得 して、半分ずつにするのは何時ものことだった。 ふと、はやては空を見上げた。頬に当たった冷たい感触。雪だ。またふわふわと降りてくる。 「……雪やなぁ」 「……そうですね」 二人はしんしんと降る柔らかな雪をしばらく見つめ続けた。彼女達にとって、雪とは特別な意味を持つものだから。 「(リィンフォース……今どこにおるんやろなぁ)」 一年前に旅立っていった一人の家族のことを思い、はやては少しだけ微笑んだ。 刹那、夜空を白い光が掠めた。 「あれ?流れ星?」 はやてが言った。シャマルもつられてそれを追う。だがその光が輝いたのは一瞬。もう見えるはずも無かった。 「願いこと、しましたか?」 「そんな余裕、あらへんよ」 「ほないこか」はやてとシャマルは手を繋いでその場を後にした。 「(今の光、本当に流れ星やったやろか……)」 心中、はやては首を捻っていた。今の光は魔導師が飛行する時に残す魔力の残光にも見えたからだ。 闇の書事件から一年が過ぎようとしていた十二月一日。一人の青年が漂着しているのが発見されて市の病院に運ばれ、 その明朝に行方を眩ましてから一週間後のことだった。 砂漠に覆われた世界。かつて、フェイト・テスタロッサ(現フェイト・T・ハラウオン)とはやての守護騎士、シグナムが 激突したこの地で今、管理局の精鋭達は己らの知る存在を遥かに超えたモノと交戦していた。それは静かに、しかし 確実に彼らに死を運ぼうとしている。 「く、くそぉっ!」 彼らとて管理局の精鋭。その強い自負があった。故に彼らはここで判断を誤る。 逃げておけばよかったのだ。形振り構わずに。この中の誰一人として、それに敵うはずがなかった。 「消えろぉっ!」 一人の魔導師が破れかぶれに魔道杖を振るった。他の魔導師もそれを見て、何とか自分を奮い立たせて『ソレ』に 立ち向かった。同時に繰り出される砲撃魔法。青の光の爆発が『ソレ』を吹き飛ばした。 「なっ!?」 かに見えた。あれだけの砲撃を受けたというのに、『ソレ』は確かに自分の足で立っていたのだ。 「こんな……馬鹿なことが……」 恐怖を一気に通り越させられて、絶望の底辺。その巨体が、彼ら管理局魔導師の自信と意地、全てを砕いて捨てた。 それは確かに人の形をしていた。しかし人ではない。 まず大きさが違う。それはまるで大型の傀儡兵のよう。 そしてそれは仮面を被っているようだった。人でいう口の部分の輪郭が、まるで笑っているようで。しかしその 微笑みは優しげでない。この世全てを哂うような皮肉げな微笑。頭頂部からは角のように突起が生え出ていた。 胸には黒い水晶体。 全身を覆う黒と赤の斑なツートン。それはかつて、ある世界でこう呼ばれていた。 悪魔―『ダーク・メフィスト』と。 『下らん、これがお前達、魔導師とやらの力か』 地の底から響いてくるような低い声。戦う意志をすっかり失っていた局員達をさらに追い詰める。彼らに許されることは ただ震えることだけである。 『まあ良い。最初からお前達には期待などしていない。人間の身で、私に対抗し得るはずがないのだから』 ダーク・メフィストは腕を胸の前で交差させた。その両腕に集う紫紺の妖光。炸裂音を発しながら増してゆくその光を前に しても、優秀なはずの管理局員達は身動き一つ取れなかった。あまりにも大きな力の壁を前にして、心と身体が麻痺してし まっていた。やはり彼らに残された道はただ死を待つことのみ……― 『諦めるな』 世界に、希望の光が射した。 ここが何処なのか、分からない。自分に残されたこの力が何を意味するのか分からない。あの時、確かに感じた はずだ。自分からあの溢れる力が抜けていくのを。だというのに今、身体を満たしているのは失ったはずの光の力。 一体何故?何の為に?この力はあるというのだろう。それはまだ分からない。それでも……。 「この力が有る限り、俺は退かない」 姫矢准は、再びエボルトラスターを天に振り上げた。贖罪の戦いはもう終わったのかもしれない。それでもまだ 宿命が告げていた。戦い続けろと。砂塵舞う地に降り立ち、立ち上がる銀(しろがね)の巨人。眼前に立ち塞がるの はかつての強敵。それに向かって彼の戦士は立ち向かう。 ウルトラマンネクサス・アンファンス、降臨。 ED『英雄』 次回予告 傷付き、倒れるウルトラマン。 『所詮は光の残り滓。お前にはやはり、輝く力は残されていなかったということだ』 再び闇を彷徨う姫矢。 「堕ちて来いよ姫矢。闇は、悪くないぜ」 「俺はお前とは違う!」 そして管理局も強大な敵の対応に追われることとなる。 『黒い巨人、鳴海市上空に出現!』 「なのはさん!フェイトさん!急いで!」 三人の魔法少女VS闇の巨人。 『人の身で、私と戦おうというのか』 次回、魔法少女リリカル☆なのは~NEXUS~ 第二話『暗黒』 「スターライトぉ!」 「プラズマザンバーぁ!」 「ラグナロクっ!」 『ブレイカー!!!』 前へ 目次へ 次へ
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魔法戦記リリカルなのはForce 魔導辞典 第一話 魔法戦記リリカルなのはForce 魔導辞典 第二話 魔法戦記リリカルなのはForce 魔導辞典 第三話 魔法戦記リリカルなのはForce 魔導辞典 第四話 魔法戦記リリカルなのはForce 魔導辞典 第五話 魔法戦記リリカルなのはForce 魔導辞典 第六話 魔法戦記リリカルなのはForce 魔導辞典 第七話 魔法戦記リリカルなのはForce 魔導辞典 第八話 魔法戦記リリカルなのはForce 魔導辞典 第九話 魔法戦記リリカルなのはForce 魔導辞典 第十話
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Forceあとがき ■もうちょっとだけ第一部が続きます■ Forceももう3巻です! はやてがズブッと刺されたりはしてますが、フッケバインとの遭遇戦は一段落。 そして「トーマが救出されるまで」がForceの第一部。 なのでまだもうちょっとだけ第一部が続くんじゃよ。 「あれ?スティードどこ行ったの!?」という疑問も 次巻でちゃんと氷塊、もとい氷解(ヘイムダルによる変換ミス)。 リリィとアイシスもがんばります。 次巻もよろしくお願いします。
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悪魔―ファウストにも自我がある。この世全てを呪うほどの悪意が凝縮された妄執。それが形になったのが ファウストと言っても過言ではない。人間の暗部を具現化させてしまった男、溝呂木眞也の力の一端として 生み出されたこの巨人はかつて、姫矢准、ウルトラマンネクサスの手で葬られた。だが、数多くの悲劇をもた らし、その報いを受けたはずの暗黒巨人は今、確かに存在していた。 在り得ない状況の中、光の巨人と闇の巨人が再び対決する。 魔法少女リリカル☆なのは~NEXUS~ 第二話『暗黒』・前編 先手必勝。ウルトラマンネクサスは戦闘の構えを取るや否や、ファウストに跳びかかっていった。即座に 繰り出される拳。ファウストはそれを、 『ふっ!』 一笑と共に弾いた。ネクサスの空いた脇腹に強烈な膝蹴りを見舞うファウスト。僅かにネクサスの身体が浮く。 そこにさらにファウストは拳を叩きこんでゆく。一歩、また一歩とファウストがネクサスを攻め立てる。 ネクサスには二つの形態がある。今の形態は『アンファンス』と呼ばれるもので、ネクサスの初期形態だ。 十分な戦闘能力は持っているものの、エネルギー消費を極力抑えている、いわばリミッターの掛かった形態 とも言える。故にこの形態でならば長期戦が可能なのである。しかし、この形態では、ファウストとの力の 差は大きい。まだその力になれていなかった頃、姫矢は何度もファウストを相手に窮地に立たされたのだ。 しかし今はその時以上に、力量の差があるように見える。痛みに悶えながらも何とか立ち上がるネクサス。 その姿をファウストは嘲笑う。 『何故、今のお前が変身出来るのかと不思議に思ったが……』 満身創痍のネクサスの首を掴んで持ち上げながら、ファウストは言葉で責め立てる。 『どうやらもう満足にその姿すら維持できんようだな』 ファウストはネクサスを放り投げると同時に闇の光弾―ダーククラスターを放ち追撃する。何処までも 容赦の無い攻撃。砂の大地に叩きつけられて転がるネクサス。吹き上がる粉塵に逃げ遅れた管理局員が撒かれた。 ファウストは今更それに気付いた様子でそちらに目を向けた。再び竦む管理局員達。 『鈍いな。その魔法とやらも、お前達には過ぎた力だったろう』 嘲笑するとファウストは、硬直したままの管理局員達に向かってダーククラスターを撃った。腕のたった一振りで 、強力な光弾は具現化して放たれる。魔導師からしてみれば、何の予備動作もなく(しかもエネルギー充填に掛かる 隙も殆ど無かった)一瞬でA級の砲撃魔法が襲ってくるようなものだから堪らない。勿論、今の彼らにそれに対抗 する術はなく、ただ自分達の死を待つだけだった。 「―?」 一人の魔導師がきつく閉じた瞼を開いた。何時まで経っても予期していた衝撃はやってこない。そして彼が見たものは。 「っ!?」 その手を広げて、全身を使って自分達を護る巨人の姿だった。 『(……何時もより力が出せない)』 ネクサスと一心同体、というよりそのものとなって戦う姫矢は、常ならば満ちているはずの光の力の欠如に悩まされていた。 変身した瞬間には確かにあった膨大な光の力が、見る見る身体から抜け出していってしまった。ファウストも手強い相手では あるが、幾度の戦いを凌いだ今の姫矢ならば十分打倒できるはずだった。しかし力の源が欠如しているこの状態では どうすることも出来なかった。 『(このままでは……!)』 逃げ遅れた人間(やたらと凝った装飾を施した衣装を着ている)を咄嗟に庇う。頭が動き出すより先に身体が動いていた。 我ながら本当に損な性分だ。薄れゆく意識の中、姫矢は僅かに苦笑した。 ファウストの猛襲の前に崩れ落ちるネクサス。ダーククラスターの直撃を受けたその身体は、黒く爛れている。 胸の赤いクリスタル―エナジーコアから、白く輝く瞳から光が失われてゆく。力無く、砂漠の大地に沈んでゆく その巨体。 『弱者を庇って力尽きるとは、哀れな奴』 ファウストはそんなネクサスを執拗に嘲笑う。その声色は愉快気に弾んでいた。 『所詮は光の残り滓。お前にはやはり、輝く力は残されていなかったということだ』 そう言い残し、ファウストは去ってゆく。闇の巨人の姿が砂塵に塗れて消えてゆくのに合わせて、光の巨人の 姿も大地へと没した。 後には、何も出来なかった魔導師達だけが残された。 それから三日後の鳴海市、ハラウオン家。ここは管理局管理外世界の一つである地球の駐屯地(?)でもある。 この地で何かが起これば、必然的にここが司令塔になるわけだ。 「母さん、これが本当に?」 「えぇ、信じられないけどね」 司令塔は今、只ならぬ雰囲気に満たされていた。 アースラ艦長、リンディ・ハラウオンは久しぶりに取れた長期休暇を地球の自宅で満喫していた。そこにきた 管理局からの応援要請。休暇の身―しかも引退を控えた―に何のようだろうと思ったが。 「なるほどね、これじゃあ仕方ないわ」 「仕方ないって母さん……」 ……少なくとも『情報』が本当のことならば、そこらの魔導師では太刀打ち出来ないはずだ。リンディは得心が 行った。 もっとも、自分達でもこれを如何こう出来る自信は、彼女にも無かったのだが。 闇。何処まで進んでも広がる暗黒。姫矢はただ道無き道を走り、惑う。 「はぁはぁ……」 思い出すのは地獄のような戦場。その場で起こる真実を知りたかったから、彼は危険を承知で海を渡った。傷付き、 倒れる現地の住民達。そして姫矢自身も凶弾に倒れた。そんな彼に手を差し伸べたのは年端も行かぬ一人の少女だった。 名前はセラ。姫矢にとって彼女の笑顔は光で……― その死に様が彼の心を八つ裂きにした。 彼女は戦場で散った。彼女に罪は無かったのに、当然のように彼女は命を奪われた。 その時の光景が、今も彼を締め付ける。 「堕ちて来いよ姫矢。闇は、悪くないぜ」 ただ走り続ける。一度でも引き下がれば闇に呑まれてしまうから。 「何足掻いてるんだよ。お前もこっちへ来いよ」 あの男―溝呂木眞也に呑まれてしまうから。 「離せ!俺はお前とは違う!」 叫んだ瞬間、後ろから聞こえていたはずの溝呂木の呼び声が前から響いた。 「……なら見せてみろよ、俺とお前の違いってヤツを」 虚空から投げ入れられたのは光を纏いし短剣―エボルトラスター。デュナミストのみに与えられる神秘の秘宝。 これを鞘から抜くことで、彼は光に、ウルトラマンになることが出来た。 「……貴様」 「姫矢、この前の続きだ」 刹那、闇が膨れ上がって形を成した。 その姿はやはり巨人。しかし、メフィストとは違う。ファウストよりさらに深い闇をその懐に抱き、スタイルは さらにウルトラマンに近い。言うなれば、ウルトラマンの虚像。 『力は、他者を圧する為にある。それを理解できなかったお前が、俺に勝てる道理は無い』 第二の暗黒巨人、ダークメフィストがその姿を顕した。 背負うものは影。姫矢を多い潰さんと、立ち塞がる。 「このアイス美味しいね」 「そうやろ?うちのオススメやねん」 「こっちのチョコチップも美味しいよ」 和気藹々と学校の帰り道に買い食いしている我らが魔法少女三人組。この若さで途轍もない力を秘めている彼女達 だが、普段はあくまで普通の小学生である。……多分。 「今年のクリスマスは皆でお祝いしたいよね」 「そうだね、母さん……勿論、兄さんも読んで」 「ヴィーダ、飛んで喜びそうやなぁ」 ……平和なことである。 が、その平和は突然破られた。 管理局はこの時、鳴海市に起こった異変を早期に察知していた。 「アレックス!すぐに地球のリンディさんとこに繋いでっ!」 「は、はい!」 勿論、現地の彼らも謎の存在の胎動を感じ取っていた。というか視認すらしていた。 「母さん、行きます」 「えぇ。どうも止まりそうにもないから」 『黒い巨人、鳴海市上空に出現!』 というわけで、管理局の情報は遅れに遅れていたことになる。 墨汁のような濃い黒が空を覆って渦巻き始めた。それに篭った魔力、のようなものがなのは達の第六感を刺激する。 「フェイトちゃん、はやてちゃん!」 「まずいなぁこれ……」 「でもとても大きいよ、あれ」 三人が見上げる先―暗黒の空が、 割れた。 ダークファウストが、鳴海の空に現れた。 前へ 目次へ 次へ
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□加速していく物語□ Force2巻です。 この巻からはメカデザインとして黒銀さんが入ってくださって、 リアクテッドディバイダーやストライクカノン・ウォーハンマー・リアクトトーマなど 黒銀さんのデザインの新武装がいろいろお目見えしてます。 お話も、 ここからトーマを中心に加速していきます。←太文字で強調 また3巻でお会いできたら嬉しいです。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2巻です! 読んでくださりありがとうございます!! はじめは季刊ペースだった連載も月刊ペースとなり トーマ達を描く事はライフワークになりつつあります。 豪華な新装備群に(黒銀さん、ありがとうございます!) 成長した元・機動六課改め特務六課メンバー達も次々と 参戦しどんどん盛り上がるForceです。 頑張ってまいりますので、よろしくお願いします~! 次の巻でもお会いできたら幸いです! 緋賀ゆかり
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ステラ stella リアクトしたら豹変!? 飛空艇フッケバイン操舵手 都筑真紀 飛空戦艇フッケバインの操舵手(役割的には「機関長」かも)です。 一家の翼を支える子です。ちなみに、 「リアクト中の方が本来の人格」です。 緋賀ゆかり フッケバインのみなさんは体のどこかにマークのタトゥーがあるのですが、 ステラはエプロンのポケットについています。 髪型がヴィヴィオと被りそうだったので、作画時はウェーブに気を遣っています。 ドゥビル DeVille 絶大なる力を秘めた フッケバインの寡黙なる戦士 都筑真紀 ビル兄です。上半身裸はポリシー。 あまり強く自己主張をする人ではないのですが、フッケバイン随一の常識人として頑張っていって欲しい人です。 緋賀ゆかり キャラクターデザインは都筑先生の原案を下敷きにしているので、いつもほぼ一発OKなのですが、 ドゥビルの顔のデザインで何回かやりとりをしたので、Forceでは珍しく、いくつかのバージョンが出ました。 カレン Curren 物語の核心を握るフッケバイン一家のリーダー 都筑真紀 姉貴です。首領です。「フッケバイン」は彼女の名字です。(だから「フッケバイン一家」なのですね)。 ワルモノのボスだけど明るくご陽気な人です。年齢を聞くのはダメらしいです。 緋賀ゆかり 本格的に登場したRecord13の脚本を拝見して、それまで緋賀が予想していた雰囲気と違っていたのでびっくりしました! これからいろいろ活躍していくと思うので、期待しているキャラクターです。 トーマ・アヴェニール Thoma Avenir(2回目) 戦闘防護服も第2形態に進化 エクリプスに翻弄される主人公 都筑真紀 トーマ第2形態。戦闘防護服はカッコイイですねえ。 動くといっそう映えます。そして緋賀先生、 こんなに作画が大変な主人公でゴメンナサイ。 緋賀ゆかり 第2形態のコスチュームは、娘TYPEの黒銀さんのデザインを原案にしています。 ディバイダーもそうですね。第一形態のときよりも全体的に重々しく黒っぽい印象になっています。
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スレ住人の皆様 ドラゴンボール系単発SS 288氏 ドラゴンボール×なのは 320氏 ドラゴンボール×なのは 其の二 375氏 リリカルなのはZ 376氏 無題(仮) 377氏 無題(仮) 410氏 無題(仮) 411氏 無題(仮) 二代目スレ123氏 無題(仮) 二代目スレ147氏 無題(仮) 二代目スレ149氏 無題(仮) 二代目スレ301氏 無題(仮) 三代目スレ446氏 もうひとつの無印なのは~天下分け目の超決戦なの 同氏 次回作 リリカルなのはZ 三代目スレ546氏 劇場版リリカルなのはZ とびっきりの最強対最強なの 同氏 劇場版リリカルなのはZ 復活のフュージョン!なのはとフェイト 同氏 劇場版リリカルなのはZ 龍拳爆発!なのはがやらねばだれがやる 同氏 劇場版リリカルなのはZ 次回策予告 四代目スレ6氏 単発ネタ 同氏 単発ネタ2 四代目スレ62氏 劇場版リリカルなのはZ~極限バトル!3大スーパー魔道師 四代目スレ130氏 劇場版リリカルなのはZ~激突!100億パワーの魔道師なの 四代目スレ278氏 もうひとつのなのは~魔道師襲来編、宇宙一の強戦士魔道師目覚める 四代目スレ362氏 ベジフェイト 五代目スレ160氏 なのは感動の?最終回「さらばなのは!また会う日まで」 八代目スレ69氏 新OPとそのアニメーション 八代目スレ316氏 ヴィヴィオが拉致された後の展開 同氏 17話のギンガのシーンで何があったか 八代目スレ481氏 かっこいいシグナム 八代目スレ553氏 あれ風ななのは次回予告 十一代目スレ131氏 宇宙一の強戦士サイヤ人目覚める~ミッドチルダが終わる日~ 十一代目スレ446氏 あれ風ななのは次回予告 十七代目スレ448氏 妄想ナンバーズの次回作での活躍 五十五代目スレ241氏 魔法少女リリカルなのは。超戦士は眠れない TOPページへ このページの先頭へ
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ルヴェラ鉱山遺跡 23:52 施設襲撃事件現場 アギト「襲撃があったのは昨日の夜」「現状施設職員に死亡者はなし」 「侵入者は経路の電子錠を警報も鳴らさずに解除しつつ」「誰にも見つからず現場まで一直線」 本局航空武装隊アギト一等空士 アギト「連中にしては随分とあっさりしてる。シグナムどう思う?」 シグナム「そうだな」「我々の任務はEC兵器――ディバイダー保有者の確保だ」 “元”機動六課第2分隊副隊長 本局航空武装隊 シグナム一等空尉 シグナム「それが誰であろうと」「必要とあれば打ち倒して確保するだけだ」 元機動六課の精鋭たちが再結集!?事件解決へ向けて、始動開始! 魔法戦記リリカルなのはForce Record03 「Huckebein(フッケバイン)」 ルヴェラ丘陵地帯 01 25 アイシス「ま、こーゆー野宿もたまになら楽しいよね」「管理局との追いかけっこ込っていうのもまた面白いし♪」 「で、なんで二人は追われてんの?」 トーマ「前にも言ったろ。心当たりはあるけど間違った事はしてないって」 アイシス「だからそれを詳しく聞かせてくれてもいいじゃ~ん!」「旅は道連れ、世は情け!」 リリィ『あのねアイシス』『トーマは私を助けてくれたの』『だからトーマは悪くない』 アイシス「あ、ああ、そうなんだ」『これ、念話?違うな、精神感応みたいな――』 スティール「捕捉しましょう」「彼女は違法施設らしき場所に捕らわれており。 助けを呼ぶ声で侵入した我々は施設の持ち主に焼き殺されかけました」 アイシス「……」 トーマ「施設の一部を壊したのは本当だし、リリィを勝手に連れ出したのも間違いない」 「だけど、ずっと逃げ続けるわけじゃない」「次元通信をできる教会まで云って、俺の信頼してる人に相談する」 「その人(スゥちゃん)は管理局の人だし、この手の事態に理解もある」 「だいたい通報したのが施設の連中なら警邏は俺の言い分なんて聞きゃしないだろうし」 アイシス「あー、そうだろうね」 トーマ「マスはリリィの安全確保。出るとこ出るのはそれから!」 スティール「まあ、彼女には怒られるかもしれませんがね」 トーマ「言うな」「もうとっくに覚悟の上だ」 アイシス「「スゥちゃん」ってトーマのお姉ちゃんとか?」 トーマ「まあ、そんな感じ」「血縁じゃないけど、恩人で、お世話になってる人」 「ワガママ言って、この旅行を許してもらってるから、心配かけたくないんだけど」「熱いから気をつけてね」 アイシス「あー、それはわかる」「あたしもそんな感じ」「家族にワガママ言って進学前の長期旅行」 トーマ「へー」 アイシス「トーマは?年齢的にはあたしと同じくらいに見えるけど」「進学は?」 トーマ「帰ったら進学するよう勧められてる」 アイシス「あははー」「魔法形でしょ?トーマは魔力強そうだし」 トーマ「そう?」「別に普通だと思うけど」 アイシス「結構凄いよ」「リリィ背負って走りっぱなしでも疲れてる様子ないし」 リリィ『ごめんねトーマ』『私、ちゃんと歩くから』 トーマ「あー、へいきへいき。リリィ軽いし」 アイシス「いいなぁ、あたしも背負って♪軽いから(ハートマーク)」 トーマ『なんでだ』 アイシス「服、キツイとことかない?」 トーマ『結構走ったのに全然疲れてないな』『あの時の魔法(?)も』『あんなでっかいの撃った反動も全然ないし』 『あの時の銃――ナイフ?』『なんつったっけ?確か――』 『EC…』『ディバイダー……?』「いっ!?」 ディバイダー996「Start Up」 アイシス「ななな、なにっ!?暴力反対!武装反対ッ!!」 トーマ「いやいや違う、待って待って!」「なんか出ちゃっただけっていうか!」 アイシス「なんじゃそりゃあぁ――――――――ッ!?」 リリィ『トーマ、『ブレード・オフ』で戻せると思う』 トーマ「あ、ほんとう」「ええと、ブレード・オフ」 ディバイダー996「Blade OFF」 トーマ「おお!」「あー、びっくりした」 アイシス「それ、こっちのセリフっ!!」「今の何?トーマのデバイス?」 トーマ「違う、俺の相棒はこいつ(スティート)だけ」 スティート「ええ」 アイシス「リリィも詳しくは知らないんだよね?」 リリィ『うん』『出し方と戻し方くらいしか』『ごめんね、トーマ』 トーマ「あー、大丈夫大丈夫」 スティート「その腕輪やあの施設の秘密と関わりがあるのでしょうね」 「危険な兵器かもしれません。取り扱いには十分な注意を」 トーマ「ああ」「あー、とりあえず、明け方まで休憩して、それから出るから」「二人とも休んどいて」 アイシス「はぁい」 リリィ『うん』 スティート「楽しいお友達ができたものですね」 トーマ「友達ってか」「要救助者と勝手についてきたへんな子だ」 スティート「それもです。誰かといる時の方が、あなたは楽しそうですから」 トーマ「そりゃ、まあね」 スティート「今回のこれは」「この旅を終わりにする良いきっかけかもしれませんね」 トーマ「捜し物も生き方を決めるのも、途中で終わらせるのは嫌だよ」 スティート「生き方はどこでも見つけられますよ」 トーマ「何度も言ったろ」「きっかけが欲しいんだ」 「あの日、街が砕けて俺も死にかけて。俺の大事な物が全部壊された」「ヴァイゼン遺跡鉱山でのこと」 「あの時あの場にいた」「多分、街を壊した誰か」「もう7年も前の」「公式記録で事故って断定されてる事だ」 「犯人なんていなくてほんとに事故だったのかもしれない」「だけどそうじゃないかもしれない」 「俺は本当の事を知りたいのか、知りたくないのか」「昔の事を全部忘れちゃっていいのかどうか」 「捜してるのはひ踏ん切りをつけるきっかけさ」 「半年間って時間を決めて探すだけ探して。それで見つからなかったら諦める」 「つってもまあ」「最近はもう、観光と宝探しばっかりだけどな」 スティート「ですね」 トーマ「俺だって、どうせなら平和で普通がいいんだ」「それはわかるだろう」 スティート「それは勿論」「――少しあたりを見回ってきます」「あなたも休んでください」 トーマ「ああ」「……ごめん」「ヘンな話聞かせちゃったか」 リリィ『ううん。寝てたから聞いてなかった』 アイシス「あたしも」 トーマ「そう」「でも、ま、ありがとう」『うえ』『すりむいたかな?赤くなってら』 アギト「施設の人間によれば、襲撃容疑者は十代半ばの少年だそうです」 「ECリアクター「銀十字の書」を盗み、施設の一部を破壊」「そして逃走」 「近隣の町に立ち寄った形跡があるので、現在手配をかけています」 ティアナ『そう』 イスタ市街地ホテルエントランスロビー ティアナ「“フッケバイン”の犯行ではない?」 アギト『確証はありませんが、手口はかなり違います」「設備や資材はほぼ無事ですし。何より死者が出ていません」 ティアナ「ただ、その少年がフッケバインの構成員でなかったとしても……」 アギト「連中の方からその少年に接触してくる可能性はあると見ています」 「ディバイダーやリアクター、あるいはその少年本人を手に入れるために」「とにかく迅速な発見と確保を目指します」 ティアナ「ありがとうアギト。頑張ってくれて助かるわ」 アギト『とんでもないです』 ティアナ「連絡は密に取っていきましょう。シグナム一尉にもよろしくお伝えして」 アギト『はいっ!』 アギト「シグナム、報告終わったよ」 シグナム「ああ」 アギト「どうかした?」 シグナム「いや、なんでもない。ご苦労だったなアギト」 アギト「なぁに」 シグナム『やはり気になるな』『嫌な風だ』『まるで戦の前夜のような』 トーマ「あー、見えた見えた」 アイシス「ほんとだ」「聖王教会の建物はどこの世界でも変わらないねぇ」 トーマ「そうだな……?」 アイシス「…あれ?」 トーマ『――この臭い、火薬と血の――』「スティード、二人を頼む!」 スティード「はい!」 アイシス「え!?」 トーマ「俺、中の様子を見てくる。二人はここからなるべく離れてて」 アイシス「ちょ、トーマ!」 トーマ「これは……」「シスター……」 謎の男「来んのが遅ェよ」「おかげでこんな胸クソ悪ィ場所で」「いらねェ殺しをするハメんなった」 「いいか坊主」「要件は一つっきりだ」「てめェが盗みだしたディバイダーとリアクター。両方まとめてこっちに寄越せ」 「ガキのオモチャにゃ過ぎた品だ」「死にたくなきゃあ」「さっさと寄越せ」 トーマ『藍色の羽根』『俺がずっと捜してた――!』 To be conntinued Record04 「Eclipse(エクリプス)」
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魔法少女リリカルなのは 魔法少女リリカルなのはA's 魔法少女リリカルなのはStrikerS StrikerS SoundStage X 魔法少女リリカルなのはViVid 魔法戦記リリカルなのはForce 魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st 魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE BATTLE OF ACES-
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管理世界の技術や文化のレベルは世界や国によってさまざまである 第一世界ミッドチルダのような先進都市もあれば 人と自然がともに暮らす辺境世界もある ここ第23管理世界『ルヴェラ』の文化保護区もまた古き良き暮らしを愛する者たちが暮らす地区 移動も通信も極めて不自由ながら 都会を忘れ豊かな自然と過ごせる土地 魔法戦記リリカルなのはForce Record02 「Lily-Strosec(リリィ・シュトロゼック)」 走り始めた運命の旅路 はたして、その先に待つものとは? トーマ「こりゃまた絶景!」 スティード「記念写真でも撮りますか」 トーマ「そういえばリリィ大丈夫?疲れてない?街についたらゆっくり休憩してなんか食べようね」 リリィ『うん、トーマ』 スティード「こちらは海産物が美味しいようです。焼き貝に魚介のスープ」 トーマ「やめろ~腹が減る~わ――っ」 トーマ【リリィはあれから少しだけ眠って眠っている間に少し泣いていた あんな場所に捕まっていたんだから辛いこともあったんだろう 正直なところこの妙な腕輪とか あの時のこととか聞きたいことはいろいろあるんだけど まずは安全な場所にたどり着いてそれからスゥちゃんに連絡と相談をってことで 地方警防じゃろくな対応してくれねーだろうしな】 トーマ「それにしてもハラ減った。リリィ!ちょっと揺れるけど走っていい?」 「そんじゃ、ダッ――シュ!」 同時刻 第18管理外世界イスタ 村人女「たった二人だったのよ。男と女の二人組。あの二人がこの村を、この土地のみんなを本当にあっという間に…」 本局警防部所属 ティアナ・ランスター執務官 ティアナ「犯人はいったいどうやってこんな破壊を?」 村人女「男の方は奇妙な銃を持ってて、女の方は黒い本を――」 ティアナ「それはこんな…?」 村人女「それ…ッ!それ、刀(かたな)のついてるその銃――」 局員「間違いないですね、執務官」 ティアナ「はい、九分九厘、エクリプス保有者の仕業です」 局員「やはり例のフッケバインという組織(ファミリー)が…?」 ティアナ「これからその調査をしようと思います。生存者捜索の方…よろしくお願いします」 局員「はいっ」 第3世界ヴァイゼン 首都海上橋 シャーリー「ティアナはもう現地入りですかね…?」 本局次元航行部所属 フェイト・T・ハラオウン執務官 フェイト「そうだね、もう調査を始めてる頃かも」 同 シャリオ・フィリーノ執務官補佐 シャーリー「広域捜査は私たちがヴァイゼンから、ティアナがイスタから、で、あのお2人がルヴェラの方に」 フェイト「うん」 シャーリー「各地の捜査隊も動いていてくれますが、やっぱり手は足りませんね」 フェイト「手配はしてるよ、大丈夫。後は向こうが早めに動きだしてくれるといいんだけど」 同時刻 第1世界ミッドチルダ 南部海上 時空管理局LS艦船 ヴォルフラム 同 捜査司令執務室 本局海上警備部 リンフォースII(ツヴァイ)司令補 リインII「司令。そろそろ、記者会見に出かけるお時間ですよ」 はやて「うん」 リインII「現状の担当案件もこの解決発表で最後です。これでやっと動けます」 はやて「そやね」 “元”機動六課部隊長 海上警備部捜査司令 八神はやて はやて「おおきになリイン。いろいろ、よー頑張ってくれた」 リインII「とんでもないです」 はやて「ほんなら、いこか。みんなを待たせたらあかんしな」 リインII「はいですっ!」 ルヴェラ北部 港町 貝焼き屋台のおばちゃん「次元通信?そんなハイカラなもんはここらにゃないねえ」 トーマ「あーやっぱりそうですか」 貝焼き屋台のおばちゃん「次元越えの郵便や電報を出したいなら、山の向こうの教会で送れるよ」 トーマ「あ、それは知ってます。行きに出してきました」 貝焼き屋台のおばちゃん「はい貝焼き串おまたせ!」 トーマ「ありがとうございます」 スティード「予想通りでしたね」 トーマ「まーな。とりあえずリリィの服と靴を買って教会まで歩いてもらうか」 スティード「そうですね」 トーマ「リリィ、おまたせ」「休憩宿はそこらにあるけど服屋はあるかな?」 スティード「それでしたら、あのあたり一角が自由市場(フリーマーケット)のようですよ」 トーマ「リリィ、食べたら行ってみようか?」「おお、けっこういろいろあるもんだ」 アイシス「はい、いらっしゃ~い。素敵な衣装にアクセサリ~♪お!そこの仲良しさん♪いい服あるよ、 見てって~(ハートマーク)」 トーマ「えーとね。この子の靴と服を探してるんだけど…」 アイシス「はいはい!服と靴、サイズはどれくらい?」 トーマ「あ、えーと」 アイシス『……ふむ』 アイシス「んじゃー、まずはさいず計ろっか!よかったらヘアカットもやってるよ。服買ってくれたら特別サービス(ハートマーク)」 トーマ「あーえーと」 アイシス「はい完成。どーお?すっきりしたと思うんだけど」 リリィ『すごい。さっぱりした!』 トーマ「気にいったって」 アイシス「イエイ☆んで、このすっきりヘアーと合わせると…この服もよりかわいいでしょ?」 トーマ「あー、かわいいかわいい」」 アイシス「気に入ってもらえたらうれしいなー♪」 トーマ「んじゃ、お代だけど。いいの?こんな安くて」 アイシス「まー、あたしが趣味で作ったものだし」 アイシス「わお!きれーなリング!これ純銀?」 トーマ「!」 アイシス「彼女もつけてるよね、2人でおそろい?」 トーマ「あー」 アイシス「ん?コレつなぎ目ないけど、どーやって外すの?」 トーマ『ヤバイ!』「ま、まあそのナイショ!はいこれお代ね!」 アイシス「お」「えー、なんか訳アリ?力になれることがあったら……」「え」「おおっ!?」 「ちょっと、おつり、おつり――!」 トーマ「とっといてー!あんがと服屋さん!縁があったらまた!」 アイシス「どーいたしまして――」 旅行者用休憩宿(りょこうしゃようステイハウス) トーマ「はーやっと落ち着いた。今から出ると教会に着くのは夜になっちゃうから、 ここで一休みして明け方くらいに出かけよう」 リリィ『うん』『トーマはすごいね、いろんなこと知ってる』 トーマ「まあ俺はずっと旅暮らしだから」 リリィ『ずっと?』 トーマ「今回の旅はけっこう長め、行った先でバイトしたり発掘品を売ったりとかしながらね」 リリィ「ずっとひとり?」 トーマ「帰るところはあるよ。今は捜しものを兼ねた一人旅なだけ」 リリィ『捜しもの?』 トーマ「ん、まあいろいろ。見つかればいいけど、見つかったとしてもそれを俺がどうするかはまだわからないし。 まあ、その程度の気楽な旅行っつーか」 リリィ『トーマごめんね。ありがとう』『旅行中だったのに助けてくれて、こわい目にあわせちゃったのに優しくしてくれて』 トーマ「いやあの!へいき!俺の勝手でやったことだし!俺もね、昔優しい人に助けてもらったんだ。 だからいいんだ。リリィが痛かったり哀しかったりしないんならそれが一番!オーケイ?」 リリィ『うん、ありがとうトーマ』 市場のおばちゃん「お嬢ちゃん、人気だったねえ」 アイシス「えへへ、おかげさまでー」「地域警邏…?」「おっまわりさーん、どーかしましたー?」 地域警邏「ん?地元の子?」 アイシス「長期旅行者でーす。旅費稼ぎにここらで手作り品とか売ってます」 地域警邏「そう。ここらで今日君と同い年くらいの男の子を見なかったかな。白いコートに茶色い髪。 女の子と一緒かもしれない」 アイシス「はぁ、その子が何か?」 地域警邏「盗難容疑で手配があって。近くの施設から貴重品を盗んだとか」 アイシス「へえー!」 アイシス「失礼します、こんばんわ。地域警邏のものですが、盗難事件についてちょっとお話を」 トーマ「――話はいいんだけどさ。服屋さんはなんでここが?」 アイシス「お客様に大事なお知らせ♪キミら盗難で手配がかかってるみたいだけど心当たりが?」 トーマ「まあ、ちょっと反論しづらいってくらいには。でも、間違ったことはしてない」 アイシス「ふーん」「多分だけど地域警邏がもうすぐ来るよ。逃げるんなら早めがいいかも」 トーマ「ありがとう。服屋さんのサービスにしてはずいぶん行き届いているけど」 アイシス「まーなかなかイカした服屋さんってことで。 ついでに今なら裏路地ルートの脱出ガイドが格安なんだけど、いかがー?」 休憩宿受付「ああその子たちなら、もう会計を済ませて出て行ったわよ」 トーマ「服屋さん、ありがと。もーこのへんで大丈夫」 アイシス「やだなー、目的地まで送ってくよ♪あと服屋さんじゃなくて『アイシス』ね(ハートマーク)」 トーマ「なんてこった、今日は厄日か」 スティード「少なくとも退屈はしませんね」 アイシス「さー♪三人仲良くしゅっぱーつ!」 To be continued record03 「Huckebein(フッケバイン)」